病院で採血するとき、朝食を食べないで来てください、と言われることがあります。なぜ、朝食を食べないで病院に行く必要があるか。
食事を食べると、食事によって、数値が変わってしまう検査項目があるからです。
例えば、血糖値。
血糖値は、食事を食べると上昇して、その後、だんだんに下がっていきます。
前日の夕食を食べたあとに、何も食べずに病院に行って採血をすると、しっかり、血糖値が下がった状態で採血することができます。これを空腹時血糖といいます。
一方、朝食をたべて病院に行くと、朝食の影響で血糖が上昇した状態で採血をすることになります。これでは、血糖値が高いのか低いのかわかりません。糖尿病の診断基準の一つに、空腹時血糖があります。糖尿病かどうかをみる上でも、空腹で採血する必要があるのです。
目次
コメント